「次世代生命体統合シミュレーションの研究開発」プロジェクトの
体制強化に向けたフィージビリティ・スタディの実施について

平成19年11月15日
独立行政法人 理化学研究所
次世代計算科学研究開発プログラム

 独立行政法人理化学研究所が開発拠点となり、平成18年度より文部科学省の委託を受け実施している「次世代生命体統合シミュレーションの研究開発」プロジェクト(参考 プロジェクト概要次世代計算科学研究開発プログラムホームページ 参照)では、ライフサイエンス分野のグランドチャレンジとしてふさわしい優れた成果を創出していくために、今後新たに展開すべき研究開発課題を設定することを検討しています。

このため、この設定に値する研究開発課題に関してフィージビリティ・スタディを行います。ついては、フィージビリティ・スタディの対象となる研究開発課題について提案のある方は、下記に従ってご提案ください。

1.フィージビリティ・スタディの内容

 (1)調査対象

@ 各スケール(分子・細胞・臓器全身)の階層を越える革新的なシミュレーション

A 実験研究との融合によるハイパフォーマンスコンピューティングへの挑戦

B 生命体システムの統合的な理解に欠かせない脳に関する計算科学

C 生命現象の理解と予測を可能にする数理解析手法

D 産業界との連携によって応用上の飛躍的な進展が期待される研究開発

 (2)調査項目

@ 実施すべき研究開発課題

A 科学技術および産業、社会応用上の意義と目的

B 研究開発内容と計画

・解決すべき課題とそれに対するアプローチ、年次計画

C 関連分野の研究開発動向と当該研究課題の独創性、優位性

D 期待される成果

・2012年までの達成目標と期待される成果

(次世代スパコン上で稼働するソフトウェアとそれを活用した成果)

E 研究開発を実施する場合に必要なリソース(予算、人員)

・成果を実現するために必要とされる予算、人員

F 本プロジェクトで実施する意義

・本プロジェクトにおける位置付けと意義

・スーパーコンピュータの活用という観点からの意義

・既存チームとの関連・連携、期待される相乗効果

・プロジェクトとして期待できる成果とそのフィージビリティ

2.研究開発課題の提案について

 調査対象となる研究開発課題(1.の(1)調査対象の@〜Dのいずれかに対応するもの)について提案のある方は、以下の通りご提案ください。なお、提案の際には、同じ研究開発分野で提案をできるだけ取りまとめて共同でご提案ください。

 (1)提出物

  様式1様式2にご記入の上、内容を補足する資料があれば添付してください。

@提案の概要(様式1)(A4 1枚)

A提案の内容(様式2)(A4 5枚以内

B添付資料 (提案を補足する資料。主なもの3点まで)

 (2)締め切り 平成19年12月3日(月)17時必着

 (3)提出先

  提出は、e-mail、郵送またはFAXで下記までお送りください。

  なお、問い合わせは出来る限りe-mailでお願いいたします。

独立行政法人 理化学研究所 

次世代計算科学研究開発プログラム フィージビリティ・スタディ担当

住所  :〒100-0005東京都千代田区丸の内2-1-1 明治生命館6F

e-mail  : rpcs-fs@riken.jp

電話  :048-462-1488(丸の内直通) (理研内線 2044)

FAX   :03-3216-1883

(4)その他

・    ご提案いただく内容は、現段階ではあくまでフィージビリティ・スタディの参考とするものであり、実際に実施する研究開発課題に関する公募とは異なりますのでご注意ください。

・    ご提案いただいた内容に関して、理化学研究所から更に詳細な調査にご協力をお願いする可能性があります。

・    提出いただいた内容は本プロジェクトの計画立案のための資料として利用し、必要に応じて提案者の承認を得て、その一部を公開することもありますのであらかじめご了承ください。

・    調査の結果については、本プロジェクトの運営委員会において検討の上、平成20年度以降の研究開発計画に取り入れる可能性があります。

 

以 上